Unityを使ってスマホゲームを作りたいけど、作り方がわからない。
という方に2025年時点のおすすめ参考書をご紹介します。
今回紹介する本で学習すれば、最短ルートでスマホゲームをリリースできると思います。
参考書によって到達できるレベルの情報も載せるので参考になれば幸いです。

筆者はスマートフォン向けに4作品リリースしています
完全初心者向け参考書
まずは、Unityについて何もわからない状態の方向けにはじめの1冊としておすすめの参考書をご紹介します!
Unityの教科書
一番売れているUnity入門書です。僕もここからスタートしました。
この参考書では以下のことが学べます。
- Unityのインストール方法・画面構成
- C#プログラミングの基礎
- Prefab、物理演算、パーティクル
- 2D・3Dゲームの簡単なゲームの制作方法
- レベルデザインの基礎
- スマートフォンで動かす方法
これ一冊では学べないことも多くありますが、ゲーム制作に関わる内容がバランスよく取り入れられている印象です。
何より説明がわかりやすく、かわいらしいイラストも挿入されているので、堅苦しくなく挫折させないような工夫がされています。
1章で1ゲーム作る構成になっており、章ごとのボリュームのバランスもいいので、何日かに分けて少しずつ進めたいという方にもピッタリです。
以下が本書を完了したときの到達イメージです。
- Unityを使った2D・3Dのミニゲームを作れるようになる
- スマホ実機を使ったテストができるようになる
例えば「アニメーションを使って3Dキャラクターを動かしたい」「実際にストアにリリースをしたい」などといった内容については別途他の方法で学ぶ必要があります。
ですが、「まずはUnityを使えるようになりたい」「ゆるい雰囲気の参考書が欲しい」という方には非常におすすめですので気になった方は手にとってみてください!
やる気がある・少し自信がある方向けの参考書
次からは、やる気がある・プログラミングについて知識がある方におすすめの参考書です。
1冊目としていただいても問題ないですが、少し難易度が高いです。
たのしい2Dゲームの作り方
こちらは2種類の本格的な2Dゲーム制作を通して、Unityの使い方を学べる構成になっています。
この参考書では以下のことが学べます。
- 2Dサイドビューゲームの作り方
- 2Dトップビューゲームの作り方
- C#プログラミングの基礎・ゲームのための数学
- ジョイパッドの実装
- タイルマップによるステージ作り
- JSONによるセーブ
- スマートフォンで動かす方法
前に紹介したUnityの教科書よりは難易度は少し高くなりますが、スマホ向けに2Dゲームをリリースしたいと本気で考えている人には役立つ情報が多く掲載されています。
制作するゲームの質が高いので、モチベーションを維持しながら学ぶことができます。
これ1冊マスターすればオリジナルのスマホゲームをリリースするのもスムーズにいくと思います。
以下が本書を完了したときの到達イメージです。
- Unityを使った2Dゲームを作れるようになる
- ジョイパッドやセーブ機能の実装ができる
- タイルマップによるステージ作りができるようになる
3Dゲームの制作方法などは他の方法で学ぶしかありませんが、本格的に2Dゲーム制作をしてみたいという方であればぜひ!
Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門
こちらの書籍もスマホ向けのゲームをリリースしたいという方におすすめです。
この参考書では以下の内容を学ぶことができます。
- Unityのインストール方法・画面構成
- 放置ゲームの作り方
- 2Dサイドビューアクションゲームの作り方
- アプリ販売・収益化の基礎
2Dゲームが主な内容ですが、他の教材では学びにくいDOTweenによるアニメーションや放置ゲームで使う技術、スーパーマリオ風の2Dサイドビューアクションゲームの作り方などかなり実用レベルの情報が詰め込まれています。
また、Unityのインストール方法から説明があるので1冊目として読んでも問題ありませんが、少し高度な内容となっています。
また、本書で扱うUnityのバージョンが少し前のものなので完全に同じ画面で説明されないと理解しづらいという方には厳しいかも。
「スマホゲームを早くリリースしてみたい」という強い意思がある方は挑戦してみてもいいかもしれません。
以下が本書を完了したときの到達イメージです。
- Unityを使った2Dスマホゲームを作れるようになる
- ストアにリリースできるレベルのゲームの作り方がわかる
本書では3Dゲームの制作を学べませんが、かなり実際の製品に近いレベルの技術を学ぶことができるので、応用すればオリジナルのスマホゲームのリリースまでは最短距離でたどり着けると思います。
作って学べる Unity本格入門
こちらの書籍はスマホ向けに3Dゲームをリリースしたいという方におすすめです。
この参考書では以下の内容を学ぶことができます。
- Unityのインストール方法・画面構成
- 企画からマネタイズまでの流れ
- 3Dステージの作り方
- 3Dキャラクターのアニメーション
- ジョイパッドの実装
- Cinemachine、DOTween、NavMesh
- JSONによるセーブ
- パフォーマンスの改善方法
扱っている内容としてはこれまでに紹介した参考書よりも幅広く、定番アセットなどを活用しながら手順に沿って3Dゲーム制作を進めていく内容になります。
3Dゲーム制作を扱っているのもあり、難易度も高いので最初の1冊目としてはあまりおすすめできません。
ある程度Unityを理解していて、次にステップアップしたいという方におすすめしたい参考書ですね。
以下が本書を完了したときの到達イメージです。
- Unityを使った本格的な3Dスマホゲームを作れるようになる
- 定番アセットを使って効率的にゲーム制作ができるようになる
- ストアにリリースできるレベルのゲームの作り方がわかる
基礎を学べるというよりはゲーム制作を効率化する手段を多く学べるという点ではかなり実践的な内容だと思います。
簡単なゲームは作れるようになったという方は手にとって見てください!
まとめ
本記事ではスマホゲームをリリースしてみたいという方におすすめの参考書を紹介しました。
難易度が低いものから進めてもらうのもいいですし、それぞれ扱うゲームジャンルも違うので作ってみたいゲームに近い参考書を買ってみるというのもおすすめです。
ぜひ参考にしていただき、オリジナルゲームを世に出しましょう!
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