今回は僕が先日受験し、無事合格したUiPath Certified Professional(UCP) オートメーション デベロッパー プロフェッショナル資格試験(UiADP)について体験談を交えてご紹介したいと思います。
下位試験であるオートメーション アソシエイト資格を受験した体験談は以下の記事をご覧ください。
本記事では、私がどのように試験対策を行い、どのような点に注意して学習したか、そして試験当日までの道のりを詳しくお伝えします。
出題された問題など、あまり具体的なことまではお伝えできませんが、これからUiPathの資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。
オートメーション デベロッパー プロフェッショナル資格試験とは
オートメーション デベロッパー プロフェッショナル資格は、Robotic Enterprise Framework(REFramework)を使った複雑なオートメーション開発ができる高いスキル、知識を証明するものです。
また、開発だけに限らずUiPath Studio、UiPath Robot、UiPath OrchestratorなどのUiPath製品全般の知識についても有していることが求められます。
本試験は、ピアソンVUEテストセンター、もしくはオンラインのOnVUE経由で受験可能です。

場所や受験日を自由に選択できて便利!
なお、受験要件には含まれていませんが、UiPathの応用的な内容が多く問われるので、UiPathアカデミー「デベロッパー基礎」を受講して下位資格であるオートメーションデベロッパー アソシエイト資格を保有していることが望ましいと思います。
試験内容は以下をご参照ください。
| 問題形式 | 多肢選択式、ドラッグ&ドロップ、シミュレーションベースの問題 |
| 時間 | 120分 |
| 合格スコア | 70% |
| 言語 | 日本語 |
| 試験料 | ¥42,000 (税別) |
| ガイド | ADP_v1JPN_exam_description1.0_Final.pdf |
UiPath認定資格 – RPAデベロッパーのための認定資格プログラム | UiPath
なぜ受験しようと思ったのか?
私がこの資格試験を受験しようと思った理由は大きく2つあります。
- RPAスキルを本格的に学びたかったから
転職でほぼ未経験の状態からRPAエンジニアになったため、保有している基礎知識やスキルが部分的で業務を行う上での不安がありました。
アソシエイト資格は取りましたが、やはり基礎という感じは否めなかったので、より専門知識を深めるために学習を継続することにしました。 - キャリアアップを目指したかったから
社内にオートメーションデベロッパープロフェッショナル資格を持っている人が少なかったので、持っているだけでも自分の価値を高められると考えました。
また、需要のある資格なので給料アップも見込めると考えました。
勉強方法
私がこの試験を受けるにあたって取り組んだ主な内容は以下です。
ほとんど前回のアソシエイト資格試験で取り組んだ内容ですが、前回の反省点を踏まえて対策範囲を広げました。
UiPath アカデミーの受講
UiPathが提供するオンライン学習プラットフォームであるUiPathアカデミーの「オートメーション デベロッパー プロフェッショナルトレーニング」は、試験範囲をある程度カバーしたコースが用意されています。
試験によく出るREFrameworkの内容は非常にわかりやすかったです。
一通り受講を終えた後も何度もお世話になりました。
「デベロッパー基礎」の内容や成果物をアップロードする形式の演習も含まれており、完了までに約75時間を要すると思われる大ボリュームな講座となっていますので、十分な時間を確保して取り組みましょう。
RPA and AI in Automation Training | UiPath
公式ドキュメントの精読
UiPathの公式ドキュメントはより詳細な情報を得るために不可欠です。
アカデミーを見て理解が足りないなと感じた場合にドキュメントを参考にしながら理解を深めました。
今回の試験では、特にドキュメントポータルからの出題が多かったと感じました。
アカデミーでは説明されていない応用的な内容を含んでいるので、必ず試験範囲に入っている機能のページは読み込んでおきましょう。
模擬試験・演習問題
模擬試験や演習問題を解くことで試験の形式や出題傾向を把握し、自分の弱点を見つけ出すことができます(問題がそのまま出ることは少ないと思います)。
模擬試験は回答がわからない点が不便ですが、実際に試験に出そうな問題が多く含まれているので、100点を取れるまで受けましょう。
UiPath Automation Developer Professional 1.0 Practice Test – Japanese
YouTube
全て英語ですが、以下のYouTube再生リストも大変参考になりました。
特に本試験の範囲であるLINQの学習において一番参考になりました。
模擬試験の解答と解説もされているので全体の理解度を深めることもできます。
YouTubeの自動翻訳機能を使えば理解できる内容だと思いますので時間がある方はぜひ視聴してみてください。
試験当日について
試験当日は、受付にて試験時間、試験名を伝えて試験の説明を受けます。
その際、写真も撮られます。
10時スタートの予定でしたが、早めに会場に着いたのもあり少し早めのスタートでした。
試験時間は120分でしたが、50分ほどで終了し、見直しを含めても時間にはかなり余裕がありました。
試験を終えて
試験を終えるとすぐに受験レポートが発行されます。
割と余裕のある合格でした。今回は公式ドキュメントの精読とLINQの学習が良い結果に繋がったと思います。
あと、REFrameworkの問題は噂通りよく出たので、実際にワークフローを動かしながら学習したのがよかったと思います。
上級資格を取得したことで少し満足ですが、今後は実務経験を増やしていきたいですね。
反省点
受験費用が高く慎重になりすぎていたので、もう少し早く受けていてもよかったかなと思います。
まとめ
オートメーション デベロッパー プロフェッショナル資格試験は、UiPathのエンジニアを目指す方にとって非常に有益な資格だと思います。
アソシエイト資格試験を取得した方はぜひこちらも受験してみてください。
本記事がこれからUiPathの資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。




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